2020年のWRCは1月23日~26日に開催されるモンテカルロラリーで幕を開けます。


昨シーズン終了後のシトロエンのWRC撤退発表を機に、タナクのヒュンダイ移籍、オジェのトヨタ移籍と大物ドライバーの移籍が続き、今シーズンは各チームのドライバーラインナップが大きく変わりました。 その後、他のドライバーの移籍も含めて各チームの体制が固まり、最近になって2020年仕様のマシンもお披露目されて、いよいよ開幕間近という雰囲気になってきましたね。


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昨シーズン念願のマニュファクチャラーチャンピオンを獲得したヒュンダイは、タナク&ヌービルのダブルエースに加え、3台目はイベントによってローブとソルドを交代で起用する体制。 昨シーズンは絶対的なスピードではトヨタに及ばなかったものの、3台目に2人のドライバーを交代で起用しポイントを分散することで、グラベルラリーで有利な後方スタートの出走順を確保し、ライバルたちのポイントを削り取る戦略でマニュファクチャラーチャンピオンを獲得。 タナクとヌービルの最強コンビがチャンピオン争いを繰り広げることは必至、そして今年も3台目戦略を上手く活用してマニュファクチャラーチャンピオン連覇を狙ってくるでしょう。


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トヨタはドライバーラインナップを一新。 ヒュンダイに移籍したタナクの後釜として、いつまでたってもナーバスな挙動が改善されないC3に嫌気がさしたオジェがシトロエンから移籍。 さらにMスポーツからタナクに続いてエバンスを引き抜き、3台目には次世代のチャンピオン候補と目されるロバンペラを起用。 昨シーズンはヤリスに度々マシントラブルが発生したことでタナクに愛想を尽かされたとはいえ、絶対的なスピードではヤリスは他車を上回っており、オジェの腕をもってすれば彼が今年もチャンピオン争いに加わることは確実。 ただ、3台目を経験の浅いロバンペラで固定することは戦略面でヒュンダイに対して不利となることは否めず、エバンスがもう一段ブレークしない限りマニュファクチャラータイトルの獲得は難しいかもしれません。


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Mスポーツフォードはタナクに続いてエバンスもトヨタに奪われてしまいましたが、引き続き若手ドライバーを育成するというチーム理念に沿った起用法で、ラッピとスニネンという期待の次世代フライングフィン2人に加え、3台目には英国人ドライバーのグリーンスミスを起用。 ラッピはトヨタ時代に地元フィンランドで優勝しており今年も1~2勝するかもしれませんが、Mスポーツフォードはタイトル争いとは無縁になりそうです。


僕の予想は、眼鏡ドライバーの星であるヌービルがドライバーチャンピオン、そしてヒュンダイが2年連続でマニュファクチャラーチャンピオンでダブルタイトル獲得、としておきますが果たしてどうなりますか、乞うご期待!