スイフトスポーツ(ZC33S)で全日本ダートトライアル選手権SA1クラスに参戦、シリーズチャンピオン獲得を目指して頑張ります!

2008年01月

セッティング( その2)

前回の続きで河石車のセッティングに関して、今回はボディ周りと駆動系に就いて解説して行きます。


【ボディ周り】

07年はボディ補強なしで走りました。
ロールバーはSAFETY21でダッシュ貫通タイプの6点式。
ガード類はレイル製で、アンダー&フロア&タンクガードを装着しています。

よっぽどコースが荒れていない限りは、とりあえず補強なしでもタイムには影響ないと思いますが、長く乗るならそれなりに補強しておいた方が良いでしょう。僕の車も現在ボディ補強を行っている最中です。まあ、ちょっと前の僕のように、どうせすぐ転倒して車を作り直すから、という人は補強なしでOKでしょう!

フロア&タンクガードに関しては、コース状況がよければなくても大丈夫だと思います。実際、05年にSA1チャンピオンになったK島選手のDC2にはフロアガードもタンクガードも装着されていませんでした。ただ、N車両の場合は砂利が多い路面状況を走るため、フロントタイヤからの飛び石でフロアに穴が開いてしまうので、フロアガードは付けておいたほうが無難ですね。

また、DC2の場合、N車両2名乗車で普通にダートラ車を作ると最低重量を切ってしまう可能性が大なので、重心を下げつつ重量調整出来るという意味でもフロアガードは有効だと思います。


【駆動系】

LSDはクスコRS。
イニシャルトルクは13~14キロ。
クラッチもクスコでメタルのシングル。
ファイナルは'98spec純正の4.785です。

ファイナルに関しても質問されることが多いですね。コースに合わせてファイナルを変えるという人もいますが、僕の場合はどこでも4.785で通してます。自分で交換出来る人ならともかく、普通はコースに合わせてファイナルを変えるというのは現実的ではないでしょう。全日本を追いかけていると全国あちこちのコースを走りますが、4.785で特に問題ないと思います。純正品だから丈夫ですし。

でも念のため年に一回はファイナルを新品に交換してます。デフをオーバーホールするときに一緒に作業すれば工賃もかからないし、元々部品代は純正品だから安いし、とにかく車が壊れてリタイヤっていう事だけは避けたいので。


では今回はこの辺で。
次回は足回りのセッティングに就いてです。

セッティング( その1)

皆さん、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

現在マシンがバラバラ状態で練習も出来ず、全くネタがないためすっかりブログの更新も滞っております。

そこで、以前からイベントや練習会の会場でDC2でのダートラ車製作や足回りのセッティングに関して質問されることが多かったので、このブログで何回かに分けて僕の車のセッティング等に関して少し解説して行きたい思います。


【ベース車両】

96年式のDC2タイプRでエアコン&ABS付きです。
ダート走行の際はABSはヒューズを抜いて作動しないようにしています。

以前はエアコン&ABSなしの車両を使っていたのですが、意外なことにエアコン&ABSによるフロントの重量増はタイムにはあまり影響がありませんでした。どちらにしてもレギュレーション上の最低重量に仕上がるのと、あと厳密に言うとそれぞれで車の動きは確かに違うのですが、結果的にはどちらでもタイムは出るということですね。

具体的に言うと、エアコンなし&ABSなしだとフロントが軽いので回答性が良く、特にS字の切り返しなどではヒラリヒラリと軽快に動きます。一方、エアコン&ABS付きの場合はフロントが重くなるため軽快感では劣りますが、逆にフロントの重量増が特に回りこんだタイトコーナー等でのトラクションを向上させます。

そんな訳ですので、もしこれからDC2でダートラ車を作るという方は無理してエアコンを外す必要はないと思いますよ。全日本N1クラスの上位陣も今やエアコン付きが主流ですから。僕もエアコンなしにはもう戻れないかも・・・


【エンジン周り】

N車両なので当然ながらエンジン本体は全くのノーマル。
エンジンマウントはアレックス製。
水温計&電動ファンコントローラーとしてビリオンのVFC-PROを装着しています。
スパークプラグはNGKのIRIWAY・8番、プラグコードは同じくNGKのパワーケーブル。
エアフィルターは純正品を使っています。

エアフィルターに関しては、僕はN車両のDC2なら純正品を使うように人にも勧めています。以前、A車両でエアフィルター剥き出しのEK9ではパワーフィルターを使用して特に問題なかったので、DC2に乗り始めた当初は同じくパワーフィルターを使っていたのですが、N車両のDC2は吸気位置(右フロントタイヤ前のバンパー内)の関係で砂を吸いやすいのか、エンジンが吸い込んだ砂のせいで僅か半年ほどでエンジンがダメになってしまったんです。

僕以外にも純正品以外のエアフィルターを使って僕と全く同じ症状でエンジンをダメにした選手がいましたし、僕はそれ以降必ず純正のエアフィルターを使用し、ある程度汚れてきたらマメに交換するようにしています。ちなみに、僕の場合は練習用とは別にイベント本番用の新しいフィルターを用意しておいて、練習用フィルターが汚れてきたら本番用を練習用に格下げし、新しい本番用の新品を買うという具合にローテーションしています。


長くなるので今回はこの辺で。
次回はボディ周りと駆動系に就いて解説して行きたいと思います。
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