7月26日に福島県のエビスサーキット・ダートコースで開催された東北ダートラ第4戦に出場いたしました。

エビスサーキット・西コースのランオフエリアの路面を整備したダートコースに、西コース10番ポストからドリフトスタジアムへの通路(未舗装)を加えたレイアウトとなっています。 おそらく練習会は出来ないでしょうから、今後は年1~2回のB地区戦開催と、以前SSパークで開催されていた南東北戦(?)を年1~2回の開催になるのかな。 なにはともあれ、SSパークの閉鎖決定から非常に短期間でダートコースを用意してくれたエビスサーキットさんには感謝感謝です。

という訳で、猛暑の中開催された東北ダートラ第4戦、当日のコースレイアウトは写真の通りです。

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実際出場した人じゃないとコース図を見ても全くイメージできないと思いますが、前半は舗装とダートを行ったり来たりする比較的スピードレンジの低いエリア、中盤はストレート上でのパイロンシケイン以外は中高速コーナー主体の通常のダートラ、最後に舗装のシケインをクリアしてゴールとなります。


まずは第1ヒート。 タイヤは87RW。


NSXのエアコンが効かなくなっているせいもあったのでしょうが、暑さのせいで車載カメラが途中で強制ストップしていました…

さすがに全く練習してないNSXで初めてのコースを走るのは難しく、第1ヒートは4位でした。 ダート部分は砂利で非常に滑りやすい状態なので、軽量FF勢ならウェットタイヤでしょうが、ラインサーやNSXは舗装部分での走りも考えるとドライタイヤが正解だったと思います。

とりあえず1本走った印象としては、MR車にとっては前半の舗装とダートを行ったり来たりする部分が非常に難しい。 ダート部分は砂利が多くて滑りやすく舗装とのグリップ差が非常に大きいため、ダートと舗装の境目を通過する度に姿勢が乱れてアクセルを踏める形を上手く作れませんでした。 中盤以降は普通のダートラと殆ど変わらないので、まあまあ普通に走れていたと思いますが、ターンセクションで自分の巻き上げた砂埃で先が見えなくなったり、登り坂の先のコーナーへの進入で目測を誤ったりと、いくつか大きなタイムロスがありました。


そして第2ヒート。 タイヤ87R。


スタートラインに並ぶ直前までカメラをクーラーボックスに入れて冷やしておいたので、第2ヒートはゴールまで撮影出来ました。

やはり舗装部分でかなりタイヤが減ってしまうようで、第1ヒートの走りで8分山くらいあった87RWが4分山くらいまで減ってしまったため、第2ヒートも87RWだと完全に山がなくなってしまうなと考え、慣熟歩行時点ではダート部分はまだまだ砂利が多い状況でしたが第2ヒートは87Rを選択。 結果的にはこれは大失敗でした。

第1ヒートの反省から前半セクションは舗装とダートの境目での姿勢を意識して、第2ヒートではその辺は上手く対応出来たと思います。ただ、87Rを履いたことでまだ砂利の多いダート部分でマシンの動きがピーキーになってしまい、ただでさえNSXでは練習不足の自分には全く思うようにコントロール出来ず、あちこちで大きくタイムロスしてしまい結果は6位と撃沈でした。 もっと砂利が多くて滑りやすかった第1ヒートは87RWで結構良い感じでコントロール出来ていただけに、第2ヒートも87RWにしておけばもう少しコントローラブルでミスなく走れたかな。 なんとか3位以内は確保したかったので残念です。


という訳でS1クラスの結果です。

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優勝は全日本ドライバーN沼選手、おめでとうございます!

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2位の全日本ドライバー川S選手は3位の立K選手のEK9でダブルエントリー。

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ダートラ初開催の新コースでしたが、大きなトラブルや転倒車もなく無事に終了しました。 主催者の皆さん、関係者の皆さん、準備から当日まで色々大変だったと思いますが、本当にお疲れ様でした。


エビスサーキット・ダートコース、ドライバー的には走って面白いコースだなと思いました。 是非また機会があれば走ってみたいコースです。 今回は西コースホームストレートのピット上からしか観戦出来ませんでしたが、今後観戦可能なエリアが増えると観客にとっても面白いコースになると思います。

また、今回は台数が多くなかったこともあって路面も大きく荒れた箇所はありませんでした。 舗装とダートの境目に大きな段差が出来るようなこともなく、最後まで全開アタック出来る路面コンディションがキープされていました。 競技終了後コースオーナーと少しお話したら、路面整備に関しては今庄のオーナーからアドバイスをもらって、それを忠実に守って路面を作った結果とのことでした。 将来的にはもう少しコース幅を広げてラリークロスも開催できるようにしたいとおっしゃっていたので、今後のエビスサーキット・ダートコースの発展が楽しみです。