続いて決勝での車載カメラ映像です。

決勝のコースレイアウトは写真の通りです。

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まずは第一ヒート。当日の天気は晴れでしたが、前日の雨の影響でコースコンディションはウェット。タイヤは74Rです。


前半は下段に下りるまではグリップ感を探りながらの走りでしたが、特に大きなミスもなく前半は五番手タイムでした。上段に上がってストレート後のグルっと右に回りこむコーナーでスピン。ドリフトしてたら突然リヤが出てしまいました。

映像にも映っているこのコーナーの内側にいた某プレスの方からも、「良い感じでドリフトしてきたと思ってたら、誰かに蹴っ飛ばされたみたいに突然スピンするんですね・・・」と言われましたが、ウェット路面ではたまにそういうことがあります。ある程度ドライになってグリップが上がってくると大丈夫なんですが、滑りやすい路面ではちょっとした路面変化を拾ってスピンしてしまうことがあるんですよね。今回の場合はコーナーの頂点が粘土質で非常に滑りやすいことを慣熟歩行で確認していたので、走り方としては安全策で行くかトライしてみるか迷ったんです
が、第二ヒートを見越してあえてトライしてみた結果のスピン。まあ仕方ないかなと。その後はミスなくまとめてゴール。

スピンのロスタイム分を除けば十分勝負出来るタイムだったので、路面の良くなる第二ヒートに向けて、ここまでは良い流れが作れていたと思います。

が、第一ヒートのSA2の頃から何箇所かギャップが出来ているとの情報が。慣熟歩行で確認するとギャップは三箇所。下段へ降りる左コーナー、下段のS字途中の左コーナー、下段最後の右コーナー。NSX的に問題なのは二つ目と三つ目。路面は見た目はドライでしたが、車の重さとパワーで引っかくと表面が崩れてくる程度の締まり具合だったのと、リヤタイヤが通るラインはまだ砂利が多かったので、タイヤは74Rを選択してスタート。


スタートから順調にコーナーをクリアして、例の二つ目のギャップまでは特にミスなくまずまずの走り。しかし、二つ目のギャップで車が振られラインを外して失速。三つ目のギャップはNSX的にはどうしようもない位置と大きさだったので、ギャップのアウト側を通ることに。しかし、あまりにアウト側の砂利が深くて失速。GPSロガーのデータを見たら同コーナーの第一ヒートの区間タイムと比較して1秒も遅かったです。その後は特にミスなくまとめてゴールしましたが、二箇所のタイムロスで結局10位に終わりました。

ギャップ以外の部分は自分のイメージ通り走れて大きなミスもなく、GPSロガーのデータで見ても各コーナー毎にドライになった分はしっかりタイムアップしているので、その点に就いては自信を深めることが出来ましたが、せっかく土曜日から良い流れで来ていたのに結果に繋げられなくて非常に残念です。DC2なら三つのギャップを上手く処理する走り方は分かるのですが、正直言ってNSXでどう走れば正解だったのか分かりません。まあ他のコースではあんなギャップが出来ることはまずないので、今後に就いては心配無用かなとは思いますが。

結果的に得られたポイントは10位の1ポイントと最小でしたが、マシンの仕上がり、ドライビングともに、手応えとしては過去最大の手応えを得られた一戦でしたので、次の門前ではNSX初優勝目指して頑張ります!ご期待下さい!