一週間前、インディ最終戦で発生した多重クラッシュに巻き込まれたダン・ウェルドン選手が死亡するという事故がありましたが、残念なことに、この週末また死亡事故が発生してしまいました。モトGPの期待の若手、マルコ・シモンチェリ選手がレース中に転倒し、そこに後続のマシンがヒット、その後シモンチェリ選手は死亡しました。
 
それぞれの死亡事故の原因は異なりますし、それらが直接ダートトライアルと結びつくものではありませんが、こういったニュースを聞くと改めてモータースポーツの危険性を認識させられます。
 
僕の知る限りダートトライアルにおいてはここ数年大きな事故は発生していませんが、常に危険と隣りあわせのスポーツであることに変わりはありません。
 
時々、練習会で腕まくりをしたまま走行したり、ヘルメットのアゴ紐をキチンと締めないで走行している選手を見かけることもあります。また、タカタでの全日本最終戦では、ダブルエントリーの前走選手がゴール後Bパドック内を全開走行して後走選手との乗り換え地点に向かっていたという話も聞きました。
 
選手の皆さんには、是非この機会にもう一度「安全」に就いて考えていただきたいと思います。