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そして迎えた決勝当日、コース図は写真の通りで、公開練習のコースに最後の方でS字を加えたレイアウト。

まずは第一ヒート。
タイヤは74R、エアはF2.0 / R1.8。


砂埃による光電管の誤作動防止のため、コース図の上半分(スタートゴール付近とコース後半のテクニカルセクション全域)ではかなり念入りに散水されており、一方コース図下半分は散水も少なくほぼドライ。一周の中で走り方を切り替える必要があり、特にウェット部分のグリップが低いため、なかなか難しい走りが要求されます。

車載カメラを見ていただいた通りですが、コース図一番下の外周コーナー進入で姿勢を乱してしまい、しかも2速にシフトダウンするはずがシフトミスして4速に。そのまま外周コーナーを回って、ストレートへの立ち上がりのところでようやく2速に入れ直して再加速となりました。これは痛いロスでした。

それ以外も自分としてはイメージしたような走りが出来ず、どうもギクシャクした感じでリズムに乗れずじまい。今回はシリーズポイントでリードを奪って臨むチャンピオン決定戦ということで、やはりこれはプレッシャーのせいでドライビングが乱れているのか…

とはいえ、これほどのミスがあったにもかかわらずタイムは悪くない。トップタイムの084内T選手とは0.06秒差の二番手。どうやら内T選手は前半ベストながら後半ミスがあったみたいですね。そしてチャンピオン争いのライバル082児J選手は三番手。しかし児J選手はドライタイヤを履いての出走でしたので、もしウェットタイヤだったら第一ヒートはやられていたかもしれません。


そして第二ヒート。

第一ヒート終了時にはようやく散水の影響もなくなって、これでコース全域ドライになったと思ったのですが、やはりコース図上半分(スタートゴール付近とコース後半のテクニカルセクション全域)には第二ヒート開始前に再び念入りな散水が行われました。コース表面に水溜りが出来るほどの散水で、いかにDT2に進化したとは言え果たして91Rでまともに走れるのか…

しかし、74Rでは散水のなかったドライ部分でタイムを稼げないし、児J選手は恐らくBSの480を使ってくる。となれば、やはり91Rで勝負するしかない。散水されたコーナーは進入スピードを抑えて早めにインに付ける走りで、散水のないドライ部分は思い切って攻めの走りでタイムを稼ぐ作戦。

第二ヒート開始直後、DLユーザーで91Rを履いてスタートしたゼッケン1番の柴H選手の走りを観察したところ、散水された部分でも思ったよりグリップはありそうなことを確認。これなら行ける!

そして、自分の走りをすること、目の前のコーナーに集中することだけを考えスタート。

タイヤは91R、エアはF1.80 / R1.75。


ゴール直後に窓を開けるもA久津アナの絶叫は聞こえず・・・ うわぁ、ダメだったのかぁ? と思いつつゴール地点のすぐ右にあるギャラリースタンドを見上げると、仲間の選手たちがこっちに向かって拍手&人差し指を立てて1位のサイン! ヨッシャー!

終わってみればブッチギリのベストタイムでの優勝でした。第二ヒートはゴールちょっと前のコーナーでミスがあって車がアウト側に流れてしまい、そのため最終コーナーへの進入ラインが苦しくなったためサイドを使わざるを得なくなりましたが、今回ばかりは最終的に勝てれば何でもオッケー!

これで最終戦のタカタはノープレッシャーで楽しく走れそうですが、タカタは大好きなコースだし、やっぱり出る以上は勝ちたいので頑張ります!

皆さん、応援本当にありがとうございました。